

第4回お遍路巡礼記録
~ 難所・雲辺寺を空から攻略~
2026年4月の祝日――
絶好のお遍路日和に、SCCC第4回巡礼を実施!
舞台は香川県ラストスパート。
第70番 本山寺から第66番 雲辺寺まで、逆打ちで一気に5カ寺へ。
小容量バッテリーのEV「GENNAi」で挑む、西讃ロングラン。
果たして無事に走り切れるのか――?
続きは以下の本編で!
第七十番 七宝山 持宝院 本山寺
今回の巡礼、最初の目的地は
第70番札所「七宝山 持宝院 本山寺」。
香川県西部に位置するこの古刹、SCCC本部からは50km超。
さらにこの日の行程を考えると、なかなかに攻めた
スタート地点です。
そこで今回は、西讃地区メンバーの協力によりGENNAi君
を事前搬入&満充電スタンバイ。
今回の秘策、現地事前配置で万全のスタートです。
そのおかげで、本山寺にはほぼ満充電で到着。この余裕、
後半戦への大きなアドバンテージになります。
薄曇りの境内はやわらかな光に包まれ、巡礼の始まりに
ふさわしい落ち着いた空気。ひときわ目を引く五重塔は、
静けさの中で堂々とした存在感を放っています。
そして本尊は馬頭観音菩薩。境内にはどこか“馬推し”な
気配が漂い、静かな中にも少しユニークな雰囲気。
久々のお遍路で納経に少し手間取りつつも、無事に
参拝完了。
ここから始まる一日――期待と少しの緊張を乗せて、
次の札所へ向かいます。



第六十八番 七宝山 神恵院
第六十九番 七宝山 観音寺
第69番札所「神恵院」と第68番札所「観音寺」は、
四国遍路でも珍しい“仲良し隣接巡礼地”。
車を止めれば、そのまま2カ寺巡れるいわば
“一粒で二度おいしい”スポットです。
まずは神恵院へ。コンクリート造りの本堂は、
いかにも現代的で他の札所とはひと味違う存在感。
伝統とモダンのギャップに、思わず「おっ」となります。
続いてすぐお隣の観音寺へ。本堂・大師堂を巡り、
落ち着いた雰囲気の中でしっかり参拝。
なお納経所は共通ですが、納経料はしっかり“2カ寺分”。
ありがたみも倍です。
この日は近くの琴弾公園で銭形砂絵の「砂ざらえ」
に遭遇。年2回のレアタイミングに当たり、金運も
ご利益も倍増気分。
…煩悩も倍増していないことを祈ります(笑)
第六十七番 小松尾山 大興寺
第67番札所「小松尾山 大興寺」に到着。
ここまで頑張ってくれたGENNAi君に、ちょっとひと
休みの“おやつタイム”。
参拝のあいだにポータブル充電器で100Vをしっかり
補給、静かにエネルギーチャージです。
大興寺といえば、まずは本堂へと続く見事な参道。
緑に包まれた落ち着いた空気の中、自然と歩みも
ゆっくりに。そして境内には、県指定自然記念物
の大きなカヤの木。長い年月を見守ってきたその
佇まいは、まさに圧巻です。
しっかり心も電気も満タンにして、いよいよ次は
“遍路ころがし”雲辺寺へ。
GENNAi君、ここからが本番ですよ~!


第六十六番 巨鼇山 千手院 雲辺寺
第66番札所「巨鼇山 千手院 雲辺寺」。
かつては“遍路ころがし”と呼ばれた難所――
標高911m、四国霊場最高地点に鎮座する天空のお寺です。
とはいえ今はロープウェイで一気に山頂へ。
約7分の空中散歩に、「お大師さまも驚いたのでは?」
なんて想像も楽しくなります。
到着すると気温はひんやり11℃、季節はずれの桜がちらりと咲く別世界。
境内は山岳霊場らしい凛とした空気に包まれ、見どころ
も豊富。なかでも存在感抜群の毘沙門天像は、思わず
足を止める迫力です。
こうして今回の巡礼も無事フィニッシュ。少し遅めの
昼食で一息つきつつ、GENNAi君もポータブル電源で
しっかりエネルギー補給。
心も電気も満たされて、充実の一日となりました。
あとは帰るだけ……とはいえ、少し寄り道も楽しみつつ。
帰るまでが遠足、いや遍路旅。
最後まで気を抜かず、のんびり帰路につきます。
おまけ!
「四国遍路の駅 オハネフの宿」
雲辺寺ロープウェイ第2駐車場に、突如現れる
ブルートレイン
――その正体は、実際に使われていた寝台車を活用
したお遍路さん向けの宿泊施設です。
往年の旅情をそのままに、列車の中で一夜を過ごせる
という、なんともロマンあふれるスポット。
ただこの日は人の気配もなく、どこかひっそりとした
雰囲気。「本当に営業しているのか…?」と少し心配
になる静けさでした。
それにしても、この山奥に車両2両を運び込んだ苦労は
相当なもの。
現役を退きながらも、新たな役割で生き続けるその姿
には、どこか胸を打たれるものがあります。
第一線を退いたあとも、形を変えて走り続ける
――その姿に、GENNAi君と通じる何かを感じずに
はいられません。
その後は道の駅「たからだの里さいた」へ移動し、
急速充電に挑戦。ところが約400Wほど入ったところ
でまさかのエラー停止…!
まだ課題は残るようです。
とはいえ「使えない」ことが確認できたのも一つの
収穫。トラブルさえも次への糧にして、前向きに
進んでいきます。
🔋 本日のGENNAi君 走行データ
(※前持ち込み分含む)
・走行距離:142.2km
・消費電力:19.88kWh
・電費:7.15km/kWh
内蔵エキストラバッテリー未使用、晩春コンディ
ションでこの数値。なかなか優秀な結果です。
積み重ねたデータと経験、そして少しの勘が、
次のルート選びをさらに面白くしてくれそうです。

