
HEATHFIELD SLINGSHOT
~~ ホンダCX650エンジンを心臓に持つ世界に2台の希少スリーホイラー ~~


ヒースフィールド・スリングショットはイギリスのチェスターフィールドにある「ハイフィールド・オートモティブ」が製作した3ホイラーです。
非常に希少な車両であり生産台数は僅か2台!そのうちの1台はプロトタイプに近い試作モデルであるため量産された車両としてはこの1台のみである。
この個体には”Lowe Special”というサブネームが付けられており、おそらくはファーストオーナーがLowe氏でありオーナー向けの特別仕様と言ったところです。
たった2台のみの車両にも関わらずその完成度は素晴らしものがあります。本来はもっと量産予定だったのでしょう。ところが、何らかの事情で(高額だったらしい)その予定が変更され結果的にはこの1台もって生産が終了してしまったそうです。
ボディはラウンドチューブスペースフレームをFRPパネルで覆う構造。エンジンはホンダのモーターサイクルCX650 (日本ではGL700)の物を流用、フロントアップライト、ディスクブレーキ周りはロータスコーティナ、ステアリングラックはフォードエスコートからの流用と聞いております。モーターサイクルのエンジンを使うためリバースギアが無くバックは降りて押さなければなりませんが軽量の車体でそれほど苦にならないのも特徴です。
往年のモーガンスリーホイラーを起源とするスリーホイラーレプリカはイギリスでは多数存在し、なかには粗悪なものもありますが、ヒースフィールドスリングショットはその優れたデザインとクオリティでモーガンスリーホイラーを見事現代風に解釈し、レーシングカーのようなフレームワークに艶のある塗装、フェイクながら真鍮製のラジエータグリルを配しその上にマスコットを使うなどクラシックカーファンならずとも見る者を一瞬にして虜する魅力に満ち溢れております。