
HEATHFIELD SLINGSHOT
※2025年11月 新たな飼い主へ引き継がれていきました!!
ホンダCX650エンジンを心臓に持つ、世界にたった2台の希少スリーホイラー


——幻の英国製スリーホイラー、“HIATHFIELD SLINGSHOT Lowe Special”の伝説
イギリス・チェスターフィールドに拠点を置く「ハイフィールド・オートモティブ」によって製作された、ヒースフィールド・スリングショット。
その生産台数は、驚くべきことにわずか2台。そのうち1台は試作に近いプロトタイプであり、実質的な市販モデルはこの1台のみとされています。
この個体には、“Lowe Special”というサブネームが与えられており、初代オーナーであるLowe氏のために特別に仕立てられた仕様であると推測されます。
高額すぎたのか、量産の夢は叶わず。この1台をもって、その物語は静かに幕を閉じました。
しかし、その完成度の高さは、まるで量産を目前にしていたかのような仕上がり。単なる希少車ではなく、「幻の名車」と呼ぶにふさわしい存在です。
■ 技術と美の融合
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シャシーはラウンドチューブのスペースフレーム構造にFRPパネルを被せたレーシングカーさながらの設計。
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エンジンはホンダCX650(国内ではGL700にて搭載)のモーターサイクル用を流用。軽量なためリバースギアは非搭載でも押して戻れる扱いやすさが魅力。
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フロントサスペンションとブレーキはロータス・コーティナ、ステアリングラックはフォード・エスコートから流用され、絶妙なバランスとハンドリングを実現しています。
■ 美しさと品格
クラシックなデザインの中に光る職人技。艶やかな塗装、真鍮製のフェイクラジエーターグリル、マスコットを冠した外
観は、往年のモーガン3ホイラーを現代に蘇らせたかのような存在感。
見る者すべてを魅了するこの1台は、スリーホイラーファンはもちろん、クラシックカーを愛するすべての人の心を掴ん
で離しません。
HEATHFIELD SLINGSHOT 詳細画像と説明

Photo 1
この車の象徴ともいえるマスコットは、飛翔する雁(がん)をイメージして造形されたといわれるワンオフ製の真鍮製オーナメント。その翼の下には、誇らしげに刻まれた車名――
「HEATHFIELD SLINGSHOT」 の文字が輝きます。

Photo 2
搭載されるのは、HONDA製 Vツインエンジン。
心臓部にはCX650の水冷V型2気筒エンジンを採用。
日本では「GL700インターステート」として800台限定で販売された希少モデルに搭載されていた、水冷・4ストローク・OHV・4バルブの名機です。

Photo 3
リアにスペアタイヤを背負ったその独特のフォルムは、“バレルバック”(樽型)と呼ばれています。
両サイドには、エンジンから伸びる美しいクロームメッキマフラーが輝き、その姿はまさに、往年のモーガン・スリーホイラーへのオマージュ。
クラシックの魂を現代に映す、見惚れるディテールです。

Photo 4
モトリタ製4スポークステアリングに、希少な角型ブルックランズ・レーシングスクリーン。
鱗模様のインパネパネルや、グリーンのパイピングが映えるレザーシートなど、細部に宿るこだわりが光ります。
まさに“紳士の国・イギリス”の美意識が凝縮されたインテリアです。

Photo 5
リアフードを外すと現れるのは、シングルタイヤのリア足回り、ガソリンタンク、そしてラジエーター。
飛び石からラジエーターを守るため、専用のインナーフェンダーが丁寧に装備されています。
細部にまで配慮された、職人技が息づく構造です。

Photo 6
ボディサイドには「3.C.C.J」のロゴが誇らしげに輝いています。
これは「3Wheeler Club Central Japan」、国内のスリーホイラー愛好家によるクラブで、
ファーストオーナーが立ち上げた団体の証です。

Photo 7
どの角度から眺めても、その美しさに息を呑むほど。
流れるようなボディラインはまさに芸術品。
さらに、MG-Aにも使われた伝統のセンターロックホイールが、クラシックな雰囲気をぐっと引き立て、見る者の心を奪います。

Photo 8
生産台数はたったの2台。日本ではほとんど知られていませんが、その本拠地イギリスでは、スリーホイラー専門書の誇り高き1ページにその名を刻んでいます。
まさに“知る人ぞ知る”、幻の名車なのです。
